12月1日(日)三重県保険医協会主催の歯科学術研究会研修に参加しました

非歯原性歯痛とは『歯』が原因ではない『歯痛』のことです。歯の処置で、神経を抜いたり、抜歯をしても痛みが消失しない。1.筋・筋膜性,2.神経血管性,3.心臓性,4神経障害性[①発作性:三叉神経痛②:帯状疱疹性神経痛],5上顎洞性歯痛,6突発性歯痛,7精神疾患による歯痛,8その他の疾患により生じる歯痛に分類されます

それぞれに、様々な特徴があるわけですが、その原因にたどり着くまでには結構な日数がかかることが多く

長い人だと何年もかかることもあるとのことです

心理社会的要因(ストレス)がある患者さんが[不安や恐怖に晒されるような状況下で歯科治療を行った時]には、痛みの神経伝達が脳で正確に解読されずに、本当は痛くないトコロが痛く感じてしまう

こういう精神的なことが原因になっている場合は、抗うつ剤が有効なのですが、残念ながら『歯科』では処方することが出来ません

故に、神経内科等を受診して頂きたいわけですが、その辺のことを患者さんに解りやすく説明するのは難しいこと
です

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